2014年09月19日
暑い夏が去って秋風が吹いてくると、いろいろな場所で文化的な催しが行われます。
秋がくると展示会に向けて作品づくりが忙しくなるのですが、いろいろと出かけたい催しが目白押しで
ばたばたとする毎日です。
今日は少し前に観た映画について。
「罪の手ざわり」ジャ・ジャンクー監督
「レイルウェイ 運命の旅路」(ノンフィクション大賞を受賞したエリック・ローマクスの自叙伝)
の2本です。


どちらもとても重い映画でした。
罪の手ざわりは急激に変化する中国社会の中で生きる人々のセンセーショナルな人間ドラマ。
内容は中国で実際に起きた4つの事件を基に構成されていて、そのパワフルな画力に圧倒され
気軽に観にいった自分を反省するほどでした・・・
レイルウェイ運命の旅路は戦争がテーマ。
こちらも実話の映画化で戦時下を生き抜いた英国将校と、罪を背負った日本人通訳との物語です。
この映画を助けているのが俳優コリン・ファースとニコール・キッドマンで
両者ともアカデミー受賞者ですからこれ以上の組み合わせはありません。
そして日本人を演じるのは国際派として活躍する真田広之です。
このゴージャスな顔ぶれの素晴らしい演技力には脱帽です。
この映画について語っている山口二郎氏(日本の政治学者)の言葉です。
「戦争における人間の罪をどのように記憶し、その罪をいかに許すか、
深く考えるために今まさに必見の作品である」
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by sachi at 2014-09-19 23:21 |
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2014年09月13日
石川能楽堂では毎年7月から8月の毎土曜日ごとに“観能の夕べ”と称して
催事が行われます。
今年も9回の能が演じられました。

昨年は数回観ましたが今年は一息ついてしまい、最後の公演のみでした。
その日は8月末日のこと。能楽堂の周辺もなんだか湿っぽく、今年は
ただただ雨に降り込められたすっきりしない夏だったなぁなどと思っていると
能楽堂の明かりだけがやけに輝いているように見えて何だか不思議でした。

カメラ技術が追いつかず本番の写真は撮れず(ガックリ)、始まる前の誰もいない舞台です。
もうちょっとカメラの腕をあげなければと日々思っているのですがアナログ世代の私には
少々厳しい試練です(苦笑)
さてさてヒップホップのお兄ちゃんたちが能を見て「動いてねえじゃん?」と言ったとか(笑)
彼らのように舞台一面を踊りながら歌うという表現は見ている人にもわかりやすく、
それはそれで楽しいものですが、動いていない世界で動いているようにイメージさせる
能の世界もまた魅力です。
終演後、今回はいつになく気分がわくわくしたので久しぶりに観たせいかと思っていたら、
お隣のおばあさんも「今日はよかったよかった」と言っているのです。
自分もお婆さんも何がどうよいのか説明できないのにはお互いに笑ってしまいましたが
よかったよかったと何回もお互いに繰り返し言い合いながらバス停に急いだのでした。
夏の締めくくりには本当にいい夜だったなあとしみじみ思いました・・・
新作のラメショールを2点ほどアップしました。
華やかなホワイトと上品なスモーキーピンクです。


どちらもシルバーのラメ糸がきらきらと美しい作品になりました!
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by sachi at 2014-09-13 23:38 |
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2014年09月09日
行ってきました。サイトウキネンフェスティバル松本 スクリーンコンサート。
素晴らしかったです。

第一部は松本の地で行われた小澤征爾の音楽活動の紹介。
第二部は本人の指揮でベルリオーズの幻想交響曲の演奏です。
この幻想交響曲は小澤がボストン交響楽団を指揮して大変な評判となり、
それから彼の最も得意とする曲となったのはよく知られている通り。
四年前に松本で振る予定でしたが、腰痛のために降板した経緯がありました。
今回は大病後の満を持しての演奏ということもあって、
団員、ファンのすべての思いがこもった大変熱いものでした。

こんな感じでスクリーンなのですが、大画面での生中継なので
胸にせまるものがありましたよ。
この楽団は各セクションごとにソリスト級の演奏者の集団なので
音の素晴らしさは当たり前なのですが、今回は演奏者が団結して
指揮者を盛り上げようとという意気込みがこちらにもしっかりと
伝わってきた気がします。
演奏終了後は団員ひとりひとりにお礼をのべる小澤氏の姿と、
ステージに詰めかけて拍手をおくる聴衆の映像を見ながら
集まった会場の人たちも最後までスクリーンにむかって拍手を送ったのでした。
本当に素晴らしい夜でした。あっぱれ感動した!
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by sachi at 2014-09-09 23:50 |
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2014年09月02日
うどんかそばかと聞かれれば私は蕎麦派です。
手織りと蕎麦を比べるのもおかしな話ですが私の経験から手織りでは
シンプルな作品こそ難しく、材質次第でgoodとなるか時間の無駄になるか
そこが勝負です。

蕎麦も本体とつゆという最もシンプルな食べ物ですが、友人の話では蕎麦うちブームが続くなか、
この両者を兼ね備えているお店にはなかなか出会えないということです。
人それぞれに好みが違うので一概には言えませんが、
個人的には麺は手打ちの細麺、つゆは鰹だしの効いた少し甘みのあるものが好みです。Watch Full Movie Online Streaming Online and Download

これは自宅で気に入っている商品。乾麺のわりになかなかのこしと風味なのです。
つるつるとした食感も気に入っています。
裏面をふと見ると製造元が長野県の戸隠となっており、蕎麦どころのもので納得です。
写真のそばを盛り付けた皿はこれまた器好きの娘からの頂き物。
風合いがよく出番も多いのですが、願わくば口の部分が外側に少し開いていれば
なおよしだったのですが・・ 惜しい!
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by sachi at 2014-09-02 14:12 |
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